ニューヨークで活躍する人形遣いのバジル・ツイスト氏が、7月21日淡路人形座に来られました。1997年にフランスのシャルルヴィル=メジエール市で開催された世界人形劇フェスティバルの日本の人形展で、淡路人形と出会いました。昭和20年代の淡路人形の公演記録で淡路人形の演目の中で使われていた「道具返し」の映像を見て、遠近法を活かした背景の変化を楽しむ演出に興味を持ちました。淡路人形座や淡路人形浄瑠璃資料館、徳島の犬飼農村舞台、神山町、那賀町などの道具返しを調べ、「DOGUGAESHI」を上演しました。彼の調査は各地の保存会を刺激し、新しい襖絵を制作したり、復活公演をしたりと復興の兆しが見えました。彼は、アメリカ国内だけでなく、世界的に活躍をする人形遣いで、今年はフランスでも公演をしたそうです。2007年には「DOGUGAESHI」の日本ツアーも行われました。今回は高知県の赤岡町の絵金の芝居絵を調べているそうです。日本の人形芝居や歌舞伎の魅力から新しい舞台芸術が生まれていくことは、伝統芸能を仕事にしている私達には、とても嬉しいことです。機会があればみなさんもぜひご覧ください。
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