2025年1月29日の神戸新聞に淡路人形座トルコ初公演が紹介されました!

500人観劇、手拍手などで一体感

2025年1月29日の神戸新聞に淡路人形座トルコ初公演が紹介されました!

国境を越えた文化交流として、国指定重要無形民俗文化財、淡路人形浄瑠璃のプロ団体「淡路人形座」がトルコで初めて公演した。日本とトルコが国交立100年を迎えたことなどを記念し、実現。同人形座は今年、大阪・関西万博でも公演を予定しており、海外への伝統文化の発個に力を入れる。公演は、国交都立の節目に加え、トルコが1999年に大地
震で被災した際、兵庫県からの義援金2億円を基に「ひょうごトルコ友愛基金」を設立してから25周年になるのに合わせて行われた。県はトルコと防災教育を通じて交流を続けており、淡路人形座が2011年の東日本大霊災の際、被災地で公演した実績などを踏まえ、依頼した。同座は昨年12月中旬にトルコ入り。同国西部の町ブルサと首都アンカラで公演した。ブルサ公演は神戸市の人と防災未来センターをモデルに設けられた「ブルサ防災館」であり、地元の学生や住民ら約200人が鑑賞。現地住民による影絵や、座員による人形浄瑠璃の解説の後、「戎舞」を披露した。アンカラ公演には約300人が訪れ、現地の学生らと交流する機会もあった。公演では、太夫の日本語による語りとともに、スライドにトルコ語を示して対応。現地の住民が親しみやすいよう、人形のえびす様がトルコ料理のケバブをつり上げるシーンや、酒の代わりにトルコチャイを飲む場面も取り入れた。さらに、観客に手拍子などを促し、盛り上げる工夫も。現地
で人形遣いをした谷間千里さん(30)は「一緒に拍手してくれる人やおひねりを投げてくれる人が多く、一体感を感じた。学生から質問も多く、興味を持ってもらえたのでは」と手応えを語る。同座は海外へのPRに力を入れており、4月に開幕する大阪・関西万博で公演を予定するほか、交流サイト(SNS)での発信も強化している。トルコ公演は、外国人に向けた見せ方や伝え方を考えるきっかけになったといい、現地で人形遣いをした興津徳也さん(53)は「万博や、それを機に淡路まで見に来てくれる外国人に、いかにして分かってもらうか、エ夫していきたい」と意気込んだ。

編集スタッフの皆様へ
この度は素敵な誌面でご紹介いただき、ありがとうございました!