淡路人形座9月通常公演のご案内です
本日から9月です。通常公演が皆様からご要望が多かった『戎舞』に
かわります。
上演の詳細は下記をご参照くださいませ。
1日から23日まで
●通常公演
演目「レクチャー」・「戎舞」
10:00~
11:00~
13:00~
14:00~
15:00~
[レクチャーとは太夫・三味線・人形の解説をする事です。]
なお8日の10時は『本朝廿四孝 狐火の段』を上演いたします。
24日から30日まで
●通常公演
演目「人形解説」・「戎舞」
10:00~
11:00~
13:00~
14:00~
15:00~
なお9月の毎水曜日(4・11・18・25)は一周年特別期間と題し
開館いたします。
詳細は下記をご参照ください。
演目「人形解説」・「戎舞」
10:00~
11:00~
13:00~
14:30~
「戎舞」 解説・あらすじ
■解説
戎さまは今では商売の神様にもなっていますが、もともとは海の神様でした。
淡路島では昔から漁村のお祭りで浜芝居が行われ、間狂言として大漁や航海の
安全を祈って必ず舞われていたのが「戎舞」でした。自分の狙う魚の大漁を
祈って欲しいと次から次に魚の名前を叫ぶ漁師さんに応え、太夫はその漁村で
捕れる魚の名前をずっと語り続けたそうです。人形が神事として遣われた古い
形を残した出し物で、太棹三味線の伴奏ではなく、太鼓で語ります。
■あらすじ
戎さまが釣竿をかついで淡路人形座へやってきました。庄屋さんはお神酒を
出します。さかずきを飲み干した戎さまは、自分の生まれや福の神であること
を話しながら舞い始めます。海の幸、山の幸を前にみんなの願いをかなえようと
お神酒を飲み、幸せを運んできます。酔った戎さまは、船の乗り、沖に出て、
大きな鯛を釣り、メデタシ、メデタシと舞い納めるのでした。太鼓のリズムに
合わせ、戎さまが楽しく舞うこの神事には、おおらかな心を持ち、えびす顔で
プラス思考に生きるという幸せの原点が込められています。