2024年11月28日(木)の神戸新聞で野村萬斎公演が紹介されました!
淡路人形座で野村萬斎さんが狂言やトークで初公演!
2024年11月28日(木)の神戸新聞で野村萬斎公演が紹介されました!
今年、創設60周年を迎えた淡路人形座(南あわじ市福良甲)で、狂言師野村萬斎の公演があった。座員とのトークショーもあり、伝統芸能の普遍性や斬新さについて語り合った。萬斎さんの公演は同座では初めて。島内外の179人が鑑賞した。まず同座が淡路人形浄瑠璃の演目「戎舞」を披露。続いて萬斎さんが和歌をテーマにした狂言「萩大名」を演じた。萬斎さんに師事する狂言師野村太一郎さんらによる狂言「棒織」も上演された。公演後のトークショーでは、座員2人が萬斎さんに質問する形式で進行。「伝統芸能は若者に敬遠されがち。興味を持ってもらう工夫は」という問いに、萬斎さんは「情報があふれている時代。目にしてもらうため、映像作品や現代演劇にも出演しジャンルの横断を意識している」と答えた。さらに「伝統芸能は古いようで、現代の人から見るとアバンギャルド(前衛的)だ」とも説明。祈とうするたびに増えるキノコに山伏がもてあそばれる「茸」という演目を挙げ「新型コロナウイルス禍を想起させる。古典は視点を与えていく。過去の話ではなく、今にも通ずる」と伝えた。萬斎さんに舞台上で質問した人形遣いの吉田新九期さん(55)は、萬斎さんがミュージカル「ライオンキング」の動物の演出に、淡路人形浄瑠璃の手法が取り入れられていると知っていたことに触れ「見識の広さが演じる力になっていると感じた。狂言は市民参加のプログラムも実施している。私たちも活用していければ」と話した。
編集スタッフの皆様へ
この度は素敵な誌面でご紹介いただき、ありがとうございました!