傾城阿波の鳴門 順礼歌の段(奥)

傾城阿波の鳴門 順礼歌の段(奥)

傾城阿波の鳴門 順礼歌の段(奥)

十郎兵衛がお鶴を連れて帰って来ます。わが娘とは知らずお鶴の持っている金に目をつけ、貸してくれと頼みます。怯えたお鶴が騒ぐのを止めようとして、誤って窒息死させてしまいます。お鶴を見失ってしまい家に戻ったお弓はこのことを知り、不幸な娘の身の上を思いやって涙にくれます。わが娘を殺してしまった十郎兵衛も後悔の涙にむせぶのでした嘆きのうちにも捕手の迫る気配に十郎兵衛は覚悟を決め、捕手を追い散らすとお鶴の死骸もろともに我が家に火を放ち落ち延びるのでした。

傾城阿波の鳴門 順礼歌の段(奥)