来る1月19日(土)、京都芸術劇場春秋座において、「賤ヶ嶽七本槍 清光尼庵室の段(しずがたけしちほんやり せいこうにあんじつのだん)」の公演を行ないます。
■日時
平成25年1月19日(土)
開演15時00分から(開場14時30分)
■場所
京都芸術劇場 春秋座
■料金
<全席指定>一般4,000円、シニア3,500円、
劇場友の会3,000円、学生&ユース1,000円(200席限定)
■お問合せ先
京都芸術劇場チケットセンター(TEL075-791-8240)
■チケット取り扱い
・京都芸術劇場チケットセンター TEL075-791-8240(平日10:00~17:00)
・劇場オンラインチケットストア ※要会員登録
 PCから http://www.k-pac.org
 携帯から http://www.k-pac.org/theatre/m/m
・電子チケットぴあ TEL0570-02-9999 Pコード:423-832
・イープラス http://eplus.jp
◎「賤ヶ嶽七本槍」のこれまでのあらすじ
 本能寺の変で小田春永(織田信長)が命を落とし、逆賊武智光秀(明智光秀)も滅んだ後、小田家の跡目相続をめぐって、柴田勝家と真柴久吉(羽柴秀吉)が対立していた。安土城の評議で、柴田勝家が押し切って春永の次男春孝を跡継に定めるが、その後の大徳寺における春永の法要では、久吉が武力を用いて春永の嫡孫(死没した長男の子)三法師を一番に焼香させ、諸大名の目の前で後継を宣言する。
 一方、柴田や真柴と並ぶ小田家の重臣であった足利政左衛門時氏(前田又左衛門利家)は、小田家の跡継を嫡流たる三法師に定めるべきと考えていたが、三法師が義理の娘蘭の方の子であったため、安土城評議の席では発言をひかえ、後継が春孝に決まった後、密かに三法師を連れ帰ってかくまっていた(その後、大徳寺で久吉が一番に焼香をさせた三法師は偽物だった)。
 そうした状況のもと、政左衛門の娘深雪は、大徳寺の法要の日に柴田勝家の息子勝久と出会い恋に落ちるが、叶わぬ恋を苦に出家して尼(清光尼)となり、鏡山の庵室にこもっていた。また深雪の姉蘭の方もこの庵室に来ていたが、小田家転覆を謀って失敗した滝川将監の養女として小田家に嫁いでいたため、三法師跡目相続の障害として、久吉は政左衛門に対し蘭の方を討つように促していた。
◎清光尼庵室の段
 柴田・真柴の戦いが続く中、鏡山の頂きにある清光尼(深雪)の庵室を政左衛門が訪ねる。両者の戦いを高みから見物すると言って遠眼鏡を据えさせる政左衛門であったが、意外にも深雪に還俗を求める。そこに久吉が三法師を連れて訪れ、蘭の方の首を渡すよう迫る。承諾した政左衛門はしばしの猶予を請い、久吉を奥で待たせる。
 一方、遠眼鏡でいくさの様子を見ていた腰元たちから勝久が見えると聞いた深雪は、恋情忍びがたく還俗を決意する。そこに政左衛門が現れ、蘭の方は恩ある先代政左衛門の忘れ形見ゆえ殺すわけにはいかないと述べ、身代わりになるよう説得するが、勝久に会いたい一心の深雪は拒否する。しかしやがて戦場から「勝久を討ち取った」という声が聞こえてきたので、失意とともに深雪は身代わりを受け入れ、政左衛門は深雪の首を討つ。政左衛門は、偽三法師を連れた久吉が小田家を乗っ取ろうとしているのではないかと疑うが、久吉は三法師に扮した実子の捨千代を討つ。肉親を殺し忠義を貫く久吉に政左衛門も心を許し、本物の三法師を託す。久吉は三法師を抱き、馬に乗って堂々と安土に帰還する。
(文:大阪市立大学大学院文学研究科准教授 久堀裕朗氏)
anjitsu0.jpg
チラシ(表)の大きい画像はこちら
anjitsu-r0.jpg
チラシ(裏)の大きい画像はこちら